スキャンをした銀行明細をエクセルへ変換

数週間前、オーストラリアのユーザからメールが届き、「銀行明細をアップロードしたのに、何も見れない。どうすれば変換ファイルを見る事が出来るのか?」という質問だった。Grafanaダッシュボードを確認して、ユーザーが本当にPDFベースの画像をアップロードしたか確認した所、おそらくスキャンをした明細だった。数名のユーザーから同様の質問が以前も届いていたが、スキャンされた書類はうまくいかないと伝えていた。送信フォルダーから同じ様な回答を見つけてこのユーザーへ返信をした。

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彼らの言っている事は良く分るし、私のウェブサイトにはPDFの銀行明細をエクセルファイルへ変換すると記載してあり、彼女は全くその通りの事をしようとしていただけだ。もう一通メッセージを送り、なぜ出来ないかを説明した。

その後、ランニングをするために家を出た。走っている途中で大雨が降りだした為、高架下で雨宿りをした。雨が止むのを待っている間にユーザーから返事があり、スキャンした書類は出来ないという事に「とても残念に感じている」との事だった。

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この時点で、ユーザーのメールの名前欄に電話番号が載っている事に気づき、「うーん。光学式文字認識のソフトウェアを使ってPDFベースの画像を読み込み、この機能のコードを作成するので数週間待ってもらえないか電話しよう」と思いつきました。なので、ユーザーへ電話を掛けました。彼女はオーストラリア、私は香港なので、電話料金もやや高めです。

「…もしもし」 彼女は怪しげに電話に出ました

「こんにちは。アンガスです。ウェブの銀行明細に関して話しをしていた者です。”

“どこから電話掛けているのですか?”

“香港です”

“ああ、そうですか”

その後、彼女の状況についてお話しをし、彼女はクライアントからの書面明細をマニュアルで確認していく必要がある為、かなりの時間を費やしているとの事でした。

「私が処理できると思います。ただ、準備が出来るまで2週間時間をください。お待ちしていただけますか?」

「はい、もちろん!」

その後、オーストラリアのコロナの状況について話しをし、電話を切ってからランニングを終えました。その後数週間、OCRソフトウェアコードで基礎的なコードを作成し、ユーザーに試してもらいました。彼女に試してみて欲しいとメールを送信した所、彼女は画像ベースの書面のアップロードに成功したのです!

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電話で話しをしたのは11分位だったので、11 * $7.2 = $80の電話料金が掛かりました。それだけの価値はあったと思うので、今後ももっと多くのユーザーへ電話を掛けたいと思います。

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